2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉(20)

もしみんなひれふしちゃったら、行列なんて見えないし、 だったらせっかく行列したって意味ないじゃないの ―――ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」 不思議の国のアリス (新潮文庫)作者: ルイスキャロル,金子国義,Lewis Carroll,矢川澄子出版社/メーカー:…

結局みんな、自分の都合のいいことだけしか見ないんだな

はてなの人気記事に、“1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。”があがっていた。久しぶり。で、覗いてみると、改めてそのコメント、ブクマ、トラックバックの多さにびっくり。それらの内容は、「感動した。」「明日から実行してみよう。」「ありがとう。」といっ…

言葉(19)

間抜けな神様が僕らを つがいで飼おうとして 狭い鳥籠に入れたなら今頃絵に描いたような幸せが 訪れていたのかなぁ? 発狂しないで僕ら暮らしていたかなぁ? ―――Mr.Children「Bird Cage」

言葉(18)

ふたりがひとつだったなら 同じ鞄を背負えただろう ふたりがひとつだったなら 別れの日など来ないだろう - ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ - ふたりがひとつだったなら 出会う日など…

言葉(17)

時の流れと空の色に 何も望みはしない様に 素顔で泣いて笑う君のそのままを愛してる故に あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを守り通します 君が其処に生きてるという真実だけで幸福なのです ―――椎名林檎「幸福論」

できることよりも、むしろできないことをさっさと認識するべきだと思う。

高校のときの話。僕の学校は中高一貫校。といっても、僕自身は中学受験はしていなくて、高校からの編入組みだった。いわゆる進学校で、毎年春に発表される東大合格者ランキングでも、常に上位に入っている様な学校。それほど勉強勉強、って感じではなかった…

言葉(16)

私の涙が乾くころ あの子が泣いてるよこのまま僕らの地面は乾かない ―――宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」 誰かの願いが叶うころアーティスト: 宇多田ヒカル出版社/メーカー: EMI Records Japan発売日: 2004/04/21メディア: CD クリック: 17回この商品を含…

小2で九九を教えるべからず。

小学校に入学して一年。ピカピカのランドセルも少々汚くなってきたころ。そんな小学二年生に、試練が訪れる。“掛け算九九”という名の試練が。 今日はこの、日本の伝統的な数学教育法、“掛け算九九”について―――否定的に―――書く。 1.無駄多すぎ 一の段や、各段…

ミュンヘン

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2006/08/18メディア: DVD購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (237件) を見る1972年、ドイツのミュンヘンで起きたパレスチナ過激派によるイスラエル代…

言葉(15)

一つの指輪は、すべてを統べ、 一つの指輪は、すべてを見つけ、 一つの指輪は すべてを捕えて、 くらやみのなかにつなぎとめる。 ―――J・R・R・トールキン「指輪物語」 新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬…

言葉(14)

ここにいて、どうして勉強なんかできる? 自分の身のおきどころもないのに、 教科書なんてどこに置けるっていうの! ―――ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」

義務教育で教えて欲しい4つのこと

義務教育の間に教えて欲しいことをリストアップしてみた。 ・論理学の基本内容は、"逆・裏・対偶"や"必要条件・十分条件""ド・モルガンの法則""集合論の基礎"など、現在は高校で数Aとして教えられているもの。論理学は、すべての学問の基本。これが在って初…

言葉(13)

人は苦痛を避けるのではない。避けるべきものを人は苦痛と呼ぶのだ。そしてそれに自らぶつかって行くとき、苦痛は苦痛ではなくなる。 ―――担任の言葉

硫黄島からの手紙

硫黄島からの手紙 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 20回この商品を含むブログ (74件) を見る↑とセットで。“日本から見た硫黄島” 何より素晴らしかったのは、偏った視線から描かれていないこと。戦…

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 15回この商品を含むブログ (54件) を見る去年流行った、イーストウッド監督の硫黄島二部作・第一弾。“アメリカから見た…

終戦のローレライ

終戦のローレライ(1) (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (267件) を見る面白かった(funじゃなくてinterestingの方ね)と思う。素直に。史実をきちんと理解し…

テロリストをこの地球上から根絶する方法

テロリズムは、“政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で多数の人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊する行為”と定義される。つまり、僕らがテロリストに対して恐怖を感じなけれ…

言葉(12)

鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。 卵は世界だ。 生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。 ―――ヘルマン・ヘッセ「デミアン」

「努力は必ず報われる」という有難いお話の欺瞞(2)

昨日の続き。 http://anond.hatelabo.jp/20080111203343を読んで。いいパロディだと思った。巧みに茶化しながらも、ただの批判になっていない。 特に、“ダイエットしようと思って、着替えて玄関出るところで終了するからだめ。いきなり5キロ走れ。”は最高。…

「努力は必ず報われる」という有難いお話の欺瞞

http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970どんどんブックマークやトラックバックが増えて行くのが面白い。そういう僕もこうして反応を示しちゃってるわけなんだけど。 で、思ったことは二つ 因果っていうのは解釈で変わる。 失敗者の経験は語られな…

宇宙の定数

宇宙の定数作者: ジョン・D.バロウ,John D. Barrow出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る科学読み物。 内容は、宇宙を支配するいくつかの基本的な“定数”についての様々な議…

星の王子さま

星の王子さま―オリジナル版作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/03/10メディア: ハードカバー購入: 19人 クリック: 501回この商品を含むブログ (328件) を見る最近流行って?いるらしく、久しぶ…

「短」

「短」という漢字を、どうしても「矢豆」じゃなくて「豆矢」と書いてしまう。たぶん、子供の頃に間違って覚えたのが定着してしまったんだと思うが。

言葉(11)

「都合のいい作り事で、現実に復讐していたのね」「いけないのか?」「虚構に逃げて、真実をごまかしていたのね」「僕ひとりの夢を見ちゃいけないのか?」「それは『夢』じゃない。ただの『現実の埋め合わせ』よ」「じゃ、ぼくの夢はどこ?」「それは、現実…

言葉(10)

きっと ウルトラマンのそれのように 君の背中にもファスナーが付いていて 僕の手の届かない闇の中で 違う顔を誰かに見せているんだろう そんなの知っている ―――Mr.Children「ファスナー」It’s a wonderful worldアーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史出…

言葉(9)

「どうして、みんな私なの?」「他の人たちがみんな、私たちを綾波レイと呼ぶからよ」 ―――新世紀エヴァンゲリオン

「シカトする」っていうのどーゆーことなのか

※僕は決して、「いじめ」を肯定するつもりなんかないことを、最初に書いておきます。 去年だったか。「いじめ」が社会問題化した(とマスコミが騒いでいた)のは。で、そのとき考えたことをふと思い出したんでメモしておく。 それは、「シカトする」っていうのはどー…

言葉(8)

結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ。 ―――養老孟司「バカの壁」

ロケットボーイズ

ロケットボーイズ〈上〉作者: ホーマーヒッカム・ジュニア,Homer H.,Jr. Hickam,武者圭子出版社/メーカー: 草思社発売日: 1999/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見るロケットボーイズ〈下〉作者: ホーマー・ジュニ…

読書とか

物凄くいまさらなのだが、読書ってある種の投資だよなぁと、思う。読んだ後の感想というのは、読者の脳が勝手にはじき出してくれることだからどうしようもないのだけど。 このとき他人の意見なんか関係ないことは前も書いたけど。読む前、つまり何の本を読む…